変則的な投球フォームのプロ野球の投手たち

投球フォーム

日本のプロ野球には、変則的な投球フォームで活躍する投手がいます。個性的な投球フォームでピッチングをするプロ野球選手を紹介します。

ロッテで活躍した村田兆治(むらたちょうじ)は、マサカリ投法と呼ばれた独特の投球フォームで有名です。村田兆治は、1967年にドラフト1位で東京オリオンズ(ロッテ)に入団します。高校生の頃から、150kmの剛球が投げられる怪物投手として注目されていました。
1969年から頭角を現し、6勝の成績を収めます。

プロ4年目となる1971年から投球フォームを改造し、代名詞となるマサカリ投法を完成させます。マサカリのように大きく足を上げて投げることから、マサカリ投法と呼ばれるようになりました。村田兆治はマサカリ投法で投げるフォークによって、次々とバッターを空振りさせていきます。
21勝を上げた1976年には、最優秀防御率と最多奪三振の記録を獲得しました。

野茂英雄(のもひでお)投手のトルネード投法も有名です。
1989年に近鉄バファローズ(オリックス・バファローズ)に入団します。1年目から最優秀防御率や最多勝利、最多奪三振などの投手四冠を独占する活躍を見せました。トルネード投法の特徴は、ボールを投げる時に体をひねって、バッターに背中を見せることです。野茂英雄は、高校時代から体をひねる投球フォームで投げていました。
近鉄に入団する際、「投球フォームの変更を行わない」という条件を出したそうです。大きく伸びるストレートと落差の大きいフォークボールを用いて、三振の山を築いていきました。